2つはまったく違うものだということです。
拙著『スピリチュアルワーキングーブック』にも書いたとおり、天職だけを求めようとすると、理想と現実の間で悩みが深くなるばかりです。
天職は、自分のたましいが喜ぶ仕事。
していることが楽しくてたまらない、という仕事。
お金にはならなくても、通して多くの人の役に立つことができる仕事です。
誰しも、この「天職」を自分の仕事にしたいと考えますが、残念ながら、天職だけでは私たちは食べていくことはできません。
食べていくことができる仕事は「適職」です。
職業に夢を持つのは悪いことではありませんが、「適職」は現世でのお金のための仕事ですから、好きかどうかよりも自分の得意な技能を提供できるかどうか、が重要になります。
このことをきちんと理解したうえで、今あなたが目指している仕事は、本当に自分の技能を生かせるかどうかを客観的に考えてみてください。
そのためには等身大の自分自身を冷静に見きわめることが大切です。
つまり、自分には何かできて何かできないのか、何か得意で何か不得意なのかを知るということです。
自分自身を本当に理解している人が、一番幸せになれるのです。
料理にたとえれば、素材を理解している人が料理上手な人。
自分という素材が何に向いているのかを、客観的に見つめてください。
単なる憧れや現実逃避ではなく、客観的に見ても自分にはその仕事が向いていると思えるならば、一度落とされても努力すればいい。
生活費を得るために働きながら、自分の目指す適職に就けるよう頑張ればいいのです。
ただしその場合、いたずらに時間を掛けはやめましょう。
仕事の内容によっても違いますが、1年か2年、というふうに期限をきることも必要です。なかには、苦節何年でようやく自分の就きたい仕事に就いた、という人もいます。
ただし忘れていけないのは、そういう人は単に待っていただけではない、ということ。
その年月の間に、確かな努力を積み重ねてきたのです。
だからいい結果が得られた。
「カルマの法則」で、いい種を蒔いたから、いい実りがもたらされたのです。
自分自身を客観的に見つめ、適切な努力をすれば、その結果は必ず返ってきます。
すべて偶然ではなく必然。
就職試験に落ちたとしたら、それもまた必然なのです。
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